零細農家がバズった話①バズる前夜

URL Copied!

Twitterをはじめ、SNSをやっている方なら
１度くらいは
『俺の投稿、バズって欲しいなー。』
と思った事があるのではと思います。

この記事を書いている2021年３月時点で、
OKファームのTwitterはフォロワー1300名程度。
そして、2020年末は350人程度でした。

しかし、ある投稿がキッカケで、
３５０人のフォロワーから拡散が始まり、
最終的に90万人を超える方に投稿が届き、
2日間で約300件の野菜の注文を獲得しました。

『このツイート、バズらせるためにどうすればいいか？』と
色々考えて考えた投稿が運良くバズったのですが

『あー、、、バズった時、
　もっとこうしてればよかったなぁー』と思う事があります。

そして、バズってみて初めて気付いた
『SNSの怖さ』もあります。

そういった経験について、
時系列に沿って、
『バズる前夜』から、
『全ての注文をさばききる』まで振り返ります。

自分への自戒や反省も込めたものにしたい
また、結構長編になると思いますので、
記事を複数に分けて少しずつ紹介しますので、
気になった所だけでもよいので、お付き合い下さい。

そもそもバズるとは？

『バズる』とは
簡単に言うと『話題になる』こと。
英語のbuzz とか、marketing buzz などが
語源ではないかと言われています。

SNSによってバズり方も違うのですが、
拡散力が高いと言われているTwitterの場合
リツイート数が数千〜数万、
いいね数が数万〜数十万つくこともあります。

数年前に世界的にヒットした
『ピコ太郎』さんの『PPAP』という歌（ネタ？）は、
たまたまピコ太郎さんのツイートを
世界的なアーティストのジャスティンビーバーさんが見つけて
リツイートしたのが大きな要因だったとピコ太郎さん自身が
「ジャスティンブレイク」という言葉を使って説明されていました。

OKファーム　バズる前夜

例年、OKファームが栽培しているごぼうは、
注文が１２月になると急増します。
旅館やレストランから年末年始、お正月、
おせち料理などの需要が高まるためです。

しかし、そういった業種がコロナのせいで
時短営業を強いられている影響か、
秋になっても注文は鈍く、
2020年の10〜11月になっても注文がほとんど入りませんでした。
それでも、そのかわりステイホームの影響で、
地元の産直市には普段より多くのお客さんが来ているので、
『まぁ何とかなるか』と2020年11月末時点ではそう思っていました。

広島県も緊急事態に近い状態に

しかし2020年１２月４日
コロナで２度目の緊急事態宣言が都市部に発令中。
加えて広島市でも感染者が急激に増えたため、
広島県内のコロナに対する対策レベルが、
最も厳しいものに切り替わりました。

産直市が休業になったら、、、？

実は、2020年4月の緊急事態宣言の時は、
地元の道の駅や産直市も臨時休業となったことがありまして、
『もしかしたら年末にかけて再び臨時休業になるんじゃないか？』
という不安が大きくなっていきました。

せめてレストランや旅館の注文分だけでも、
今までとは違うところから注文を取らねば！！と思い、
インターネット、SNSを使うことにしました。

アパラボ氏のお知恵を拝借

この時、相談に乗ってくれたのが、
私のTwitterやインスタでよく登場する人物、
アパラボ氏です。

アパラボは、ここ1年くらい仕事の相談をさせてもらっている
私の同級生なのですが、
30000人以上のチャンネル登録者を持つ不動産系のYouTuber。
『どうやったら視聴者に自分のチャンネルを気に入ってもらえるか』
を常に考え、色々と試行錯誤しているヤツです。

『ごぼうを注文したくなるような
　文章の書き方、注文ページの作り方』
など、色々とアドバイスをくれました。
具体的にどういうページ作りをしたのか、
どんなツールを使ったのかはまた改めて紹介しますね。

こうして、アパラボに相談したりしながら、
ブログの下書きをし、
SNS投稿の準備をほぼ1晩かけて整えました。
コロナのせいで、年を越せなかったらどうしよう・・
頼む、ちょっとでいいから、ごぼうの注文入ってくれー。
と、SNSの投稿ボタンを押すときの祈るような気持ちを
今でも覚えています。