#711【値付け】道の駅ではチマチマ値上げしない方がいいかも?

OKファームのOKです。この記事は、音声配信でお話したものをブログ記事にしたものです。
(この記事は音声でもお聴き頂けます。リンクはこちらからhttps://stand.fm/episodes/67a9dcfabc3012c72b219559)

はじめに
皆さん、こんにちは。最近、自分の商品の値上げを考えなければならなくなり、道の駅での値付けについて考える機会がありました。その中で、道の駅のスタッフさんからのアドバイスと、マーケティングの観点からの気づきをシェアしたいと思います。ちまちまとした値上げが果たして効果的なのか、または逆にお客様の印象を悪くするのか、そんな興味深いお話をお届けします。\n
### 大台効果の話
まず、私が最近学んだ「大台効果」という概念についてお話しします。これは、たとえば9980円と9999円の価格設定の違いです。たった20円の差なのに、9980円という価格は「4桁価格」に見えるため、心理的に「安く感じる」といった現象です。実際、購入者は金額の数字を見て判断するため、こうした心理効果は大変重要です。

### 価格設定の重要性
道の駅スタッフさんとの会話から得た教訓の一つは、「あまり細かい値上げは避けた方が良い」というものです。例えば、430円や450円のように、細かい番号をつけるのではなく、500円や400円といった端数を使う方が良いという意見でした。この意見には多くの人が共感するかもしれません。 それは、端数の価格はお釣りが必要になりやすく、逆に面倒くさいと感じるかもしれないからです。

### 手間を減らすことで、購入意欲を高める
また、道の駅に立ち寄った際に、サクッと買いやすい価格設定の方が人々は手に取りやすいという意見も出ました。例えば、「今の気分で少しお菓子でも買おうかな」という時に、410円という面倒な価格があると、ちょっと躊躇してしまうかもしれません。しかし、500円ならお釣りも要らず、すぐに決済できるので、購入しやすいと感じます。このように「手間を減らす」ということは、価格設定において非常に大切です。

### 本音を聞くことが大事
自分の商品の値段を上げる際には、実際にお客様の意見を反映することも重要ですね。道の駅で実際に購入していただくお客様の心の動きを知ることが、より効果的な値付けにつながるでしょう。実際に道の駅を訪れているお客様が何を考えているのか、ぜひ耳を傾けてみるべきです。

### 値上げについての心構え
さて、私も自分の製品を値上げする際は、今後は20円や30円のような不安定な数字を使わないように心がけたいと思っています。道の駅での販売員の経験をもとにしたスタッフさんの意見はとても参考になりました。今後はこれらを元に、数をしっかりと設定し、なおかつお客様が手に取りやすい商品作りを目指していきたいと思っています。

ここまでのお話を通じて、少しでも値付けに対する新しい視点を提供できていたら幸いです。皆さんも道の駅やマーケティングにおいて、こうした視点を試してみてくださいね。

ここまでのお相手はOKファームのOKでした。また遊びにきんさい。ほいじゃあまたのー!

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この記事を書いた人

農業歴12年のごぼう農家。
毎日Voicy(音声配信)で情報発信中。

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