705 お客様は「あっち」ではなく「こっち」に居るかもしれない【固定概念】

OKファームのOKです。この記事は、音声配信でお話したものをブログ記事にしたものです。
(この記事は音声でもお聴き頂けます。リンクはこちらからhttps://stand.fm/episodes/67a1da7803d4b633e171e5c4)

はじめに
今回は、お客様の見方を変えることについてお話ししようと思います。実際、自分が農業をしている中で、固定概念に縛られてしまうことって意外と多いんですよね。「農家だからこの商品しか売れない」と思い込んでしまっていて、他の可能性を見逃していることがあるんです。そんな私の経験をもとに、あなたも新たな発見をしていただければと思います。私が取り組んできた具体的な事例を交えながら、「お客様は『あっち』ではなく、『こっち』にいるのかもしれない」という視点を一緒に考えていきましょう。

### 1. 固定概念を捨てるその1
農業をしていると、どうしても自分の商品のイメージに囚われがちです。例えば、私がごぼう農家としてごぼうを使ったお菓子やスープを販売しているのですが、「農家はこういうものを売るものだ」と思い込んでいる自分に気が付くことが多々あります。しかし、世の中には様々なタイプの農家がいます。収穫体験を商品にしている農家さんや、農家レストランを運営している方もいます。事例として、「農家は野菜しか売らない」と考えず、もっと幅広く商品の可能性を広げる必要があると思っています。

### 2. 固定概念を捨てるその2
対面販売のマルシェに出店すると、私も無意識にお客様をテーブルの向こう側から想像してしまいます。しかし、実際には同じテーブルの向こう側にも出店者がいて、彼らもお客様になる可能性があるんです。私が出店した時、他の出店者の方と「お疲れ様でした!これ買わせてもらいます」と声を掛け合うこともよくあります。出店者同士の交流を大事にすることで、様々な商品やサービスの提案ができるのも魅力です。出店者同士のつながりも意識することで、思わぬお客様が生まれることもあるんですよね。

### 3. 自分の強みを棚卸ししよう
自分の日常は、実は誰かにとっての非日常であることを忘れてしまいがちです。私も時には、自分の取り組みを当たり前だと思ってしまうことがありますが、他の人から見れば「それってどうやってやったの?」と感心されることも多いんです。あなたが持っているスキルや経験は、意外にも他の人にとって貴重な情報である可能性があります。だからこそ、自分の強みを再確認し、何ができるのかを棚卸しすることで新たな道が開けるかもしれません。

### 4. 新たな商品開発のヒント
固定概念を捨てて、自分の強みを生かすことで、新たな商品開発のヒントも得られます。私も音声配信を通じて、「こういう商品があったら面白いかも」と思いつくことが増えました。先日、あるお客様と思わぬ会話をした際に、「ごぼうを使った新しい商品があればぜひ教えてほしい」とリクエストされ、そのおかげで別の商品を考案するきっかけにもなりました。

### 5. まとめ:お客様の視点を大切に
最後に、「お客様は『あっち』ではなく『こっち』にいるかもしれない」という視点をお伝えしたいです。お客様とは、単なる消費者だけでなく、同業者や仲間もその中に存在します。自分の商品について、また自分の周りの人々との関係性を見つめ直してみてください。新たな発見があり、お客様のニーズにも応えられる商品やサービスを展開することができるようになるかもしれません。

ここまでのお相手はOKファームのOKでした。また遊びにきんさい。ほいじゃあまたのー!

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この記事を書いた人

農業歴12年のごぼう農家。
毎日Voicy(音声配信)で情報発信中。

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