※この内容は以下の音声配信を文字起こししたものです
目次
リード文
皆さん、こんにちは。私が今日お話ししたいのは、現代のビジネスにおける重要なスキル、「値上げする勇気」についてです。長年デフレに慣れてきた私たちにとって、価格を上げることは勇気のいる行動。でも、実は値上げは悪いことではなく、むしろお客様へのサービスを継続するための大切な選択なのです。
親の時代と今の時代の給与事情
私の父の話によると、大卒初任給は6万円から2年目には8万円に上昇するのが当たり前でした。わずか15年で初任給が6万円から20万円まで上がったのに、その後30年間はほとんど変化がありませんでした。これは明らかに異常な状況です。
インフレを体感したことがない世代
30代、40代の私たちは、給与が横ばいの時代を生きてきました。インフレという言葉は知っていても、実際に体感したことはほとんどありません。これからは、物価が徐々に上がっていく時代に備える必要があります。
値上げは悪ではない
特に地方の事業者に多いのが、「値上げ=悪」という固定観念です。しかし、値上げは事業を継続するための大切な手段。原材料費や人件費が上がれば、適切に価格に反映するのは当然のことです。
お客様に最高のサービスを提供し続けるためには、時には勇気を持って価格を調整する必要があります。値上げは悪ではなく、むしろお客様への貢献なのです。
将来の価値観の変化
今の1万円と30年後の1万円の価値は大きく異なるかもしれません。牛丼が今の300円から将来は1000円になる可能性だってあります。お金の価値は常に変化していることを理解しておくことが大切です。
最後に、これからの時代を生きる皆さんへ。「値上げする勇気」を持ち、自分のビジネスを前に進める勇気を忘れないでください。